ワインのうんちく

コルクについて

 

 

ワインに不慣れな私としては、ワインを開けるときにひねるタイプの金属キャップだとちょっとホッとしてしまうのですが、皆さんはどうですか?やはりコルクのキャップでないと、安っぽいイメージがあるのでしょうか。

 

 

実際に、刻印の付いているコルク栓がしてあるワインは一般的に高級ワインと言えます。これは偽造ワインが出回った時期に、このワインは本物です、と示すためにヴィンテージやシャトー名がコルクに刻印されるようになったためです。

 

 

また、コルクの長さには3cm程度のものから6cm程度のものまでいろいろあり、その長さはワインの値段にほぼ比例していると言われます。

 

 

熟成期間の長い高級ワインには、5.5cm以上の長いコルクが使われます。これは長いコルクの方がワインボトルの密閉性が高まるからです。逆に長期の熟成の必要ない手頃なワインは3cm程度のコルクでも十分なのです。

 

 

ワインの栓に使われているコルクは、コルク樫の木の樹皮から作られています。コルクは弾力性と復元力に優れているので、コルクを圧縮してワインボトルに打ち込むと、すぐに復元してボトルに密着し、ワインの栓としてぴったりの素材です。

 

 

このコルク栓の状態を見て、ワインの保存状態を推定することができるそうです。まずコルク上にカビが生えているのを発見した場合、ちょっと不安にもなりますが、実は湿度の十分保たれた場所で保管されていた証拠であり、安心して大丈夫です。

 

 

また、コルクとワインが接している面にキラキラとした酒石がついている場合も、ワインの品質を保証するようなものなので心配いりません。